仲程長治:琉球写真家

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2013年12月9日月曜日

『杼』

』・・・読めますか?
「ひ」と読みます!(無論、読めませんでした。笑)
機織りの際にセットされた縦糸に横糸を通す際に用いる道具です。


2年前京都で「秋山眞和勝手に応援団」が企てた展示会(秋山眞和古希展で妙に熱心に会場を回られていた女史・・・その時御目文字したのが初めてでしたね。

よくよくお話を伺えば更に5年程前(平成17年)には秋山先生の工房(綾の手紬染織工房)を訪れていらっしゃり、先生とも旧知の方でした。

一昨日上京されお時間を頂戴して神田でランチを頂きながら初めてそのお仕事ぶりを伺いました。
秋山先生との繋がりは『杼(ひ)』だったそうです。

  ↑  興味のある方は写真をクリックして拡大の上内容をご確認ください。

女史が取材・監修した冊子を拝見し・・・改めて「織り『紬』」の前途を憂いてしまいました。
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ここで紹介する杼は、手機(てばた)で使用される杼です。主な材料は赤樫で、土蔵で10年以上乾燥させた柾目板の部分を使います。
赤樫は堅くて粘りが有り、九州(特に宮崎県)産のものが最上とされています。京都では祇園祭の山鉾を支える車輪にも使われています。
杼には細かい部品や材料が使われており、各杼の特徴に合ったサイズや重さのものを必要とします。杼子金や杼駒は仕入れて使いますが、部品の中には近年、入手が難しくなっているものもあり、杼に仕組まれるチヂ(バネ)やヒートンの管、杼子金などの部品は一つ一つ手作りをしています。
・・・云々。
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更に、『杼』自体を作られる方(後継者)がもう居ないそうです!
材料の赤樫も陶製の糸口もその他の材料も在庫限りでお終いなのです。
・・・いったい如何なってしまうのですか?

「伝統文化を守りましょう!」等と容易くは叫びますがそれに係わってる数多くの方々にまで思いを馳せなければ成らぬと改めて知らされました。

女史にはこれからも無知な我々に対し細やかな視線で色々と教えて下さることを望みます。

以下は続編として『杼』の製作者と宮崎県は「綾の染織工房」を訪ね、『杼』を実際に使われている秋山先生にお会いした後に発表した冊子です。
こちらも、拡大してご覧ください。m(__)m